おすすめの計量分析の教科書(社会学向け)

はじめに

自分の所属している大学院では基本的に研究方法については独学で身につけることが期待されています。なので、これまでに自分でいろいろと教科書を調べて読みました。もしかしたら同じようにどのような教科書を読むべきか悩んでいる人がいるかもしれないので、何かの役に立つことを期待して、自分が読んでみて良いと思ったテキストを挙げておきます。

挙げているテキストはすべて英語です。もちろん日本語で書かれたテキストにもいいものはたくさんあるのですが、英語のテキストは基本的に日本語のテキストよりも長い分量で丁寧に書かれているので、独学には適していると思うからです。

社会調査法などをとおして基本的な方法(度数分布、平均・分散などの要約統計量、クロス集計、平均値の比較、相関係数などの2変量の分析、統計的推測、仮説検定など)をすでに学習した、社会学系の大学院生を想定しています。もしこれらをまだ勉強していないという場合には、先にこちらを勉強しておくほうがいいと思います。

計量分析の基本はOLS回帰分析なので、まずは計量経済学の基礎的なテキストから入るのが一番良いと思います。

Introductory Econometrics: A Modern Approach

Introductory Econometrics 5e [AISE]
Wooldridge
センゲージ・ラーニング
売り上げランキング: 15,728
Regression Analysis for the Social Sciences
Rachel A. Gordon
Routledge
売り上げランキング: 588,506

社会学の場合は、連続変数よりもカテゴリカル変数を扱うことのほうが多いです。もちろんOLSによる回帰分析が多変量解析の基本なので、これはきちんと押さえたうえで、別途カテゴリカル変数を用いるモデルについても勉強する必要があります。

Regression Models for Categorical and Limited Dependent Variables

Regression Models for Categorical and Limited Dependent Variables (Advanced Quantitative Techniques in the Social Sciences)

Statistical Methods for Categorical Data Analysis

Statistical Methods for Categorical Data Analysis
Daniel A. Powers Yu Xie
Emerald Group Pub Ltd
売り上げランキング: 192,141