第69回数理社会学会大会にて招待報告/ポスター報告
招待報告
2017年の『社会学評論』に掲載された私の論文「キャリアの中断が生み出す格差:正規雇用獲得への持続的影響に着目して」に対して、このたび第13回数理社会学会論文賞をいただけることになりました。大変光栄な評価をいただけたこと、とても嬉しく思います。論文にコメントをいただいた先生方、『社会学評論』査読者の先生方、学部・大学院を通じてご指導いただいた白波瀬佐和子先生、普段から議論・コメントさせていただいている先生方、同僚のみなさま、そして調査を実施し、データを整備し、調査に回答していただいたすべてのみなさまに感謝申し上げます。
受賞にあたり、「地位の経歴を通じてみる不平等の生成過程」というタイトルで、論文内容の報告、およびふだん(職業)経歴情報を用いて研究をすすめる際に自分が考えていること、今後どのようなことをやっていくべきかといった展望についてお話の機会をいただきました。報告に使用しました資料はこちらとなります。
ポスター報告
プリンストン大学の打越文弥さん、労働政策研究・研修機構の小松恭子さんと行っている共同研究について、「職域分離とスキルからみる労働市場のジェンダー格差:日本版O-NET・国勢調査マッチングデータから得られる示唆」というタイトルで、明日22日に、ポスター報告を行います。ポスターのpdfはこちらからダウンロードできます。
本研究についてはディスカッション・ペーパーがすでに発行されております。より詳しい内容にご関心ある方はぜひご覧いただければと思います。